ゼリゐ文明の書
ゼリゐ文明の書 / 感想・レビュー
allite510@Lamb & Wool
気持ちいいなあ。純度の高いイメージの積層が贅沢で、素晴らしく心地いい。まあ、「なんだこれ?」という人も多いかもしれないとも思うのだけど。巻末インタヴューで作者が語る「今あるすべての物の形が気に入らない」という言葉に、現代美術の人らしい強度や凄味を感じるし、その言葉を起点に構想された物語は、精緻に分析しても分解され尽くされない感触や匂いや痛みが何かしらあるように思う。それこそ「ゼリゐ」のような何かが。
2017/03/12
kujira
「もっとやわらかい世界がいい、もっと色々やわらかくなるべき」「今あるモノの形が気に入らない」みたいな作者の考え方のエキセントリックさがまず衝撃。色付きで見たい世界観。アニメとかになんないかな?
2017/03/17
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