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怪奇館 (書き下ろし句集シリーズ 3)

怪奇館 (書き下ろし句集シリーズ 3)

怪奇館 (書き下ろし句集シリーズ 3)

作家
倉阪鬼一郎
出版社
弘栄堂書店
発売日
1994-08-01
ISBN
9784906239832
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怪奇館 (書き下ろし句集シリーズ 3) / 感想・レビュー

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naoe

怪奇小説作家さんの俳句集です。たった二十字足らずの文なのに、あそこまで不気味さを醸し出すことができる手腕に感動しました。自分の世界を表現しつつ、読んだそのままで面白いという句を作れるのは、さすがプロの作家さんだなと思いました。「怪談は短をもって優とすべし」という言葉があるそうですが、この本に収められた句は、その一つ一つが未完ゆえに人の想像力を悪い方向へ刺激する、魅力的な怪談でした。館長の人形ばかり怪奇館。そんな館なら一度行ってみたいものですね。

2011/06/10

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