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イバラードの旅

イバラードの旅

イバラードの旅

作家
井上直久
出版社
架空社
発売日
1995-09-01
ISBN
9784906268849
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イバラードの旅 / 感想・レビュー

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absinthe

この本は、観たこともない景色ばかりなのに、どのページも懐かしい感じがする。こんなまち、ふらっと出かけてのんびり散歩したいな。昔、小学校の頃(40年は昔)、最寄り駅は下高井戸だった。今は下高井戸駅はおしゃれになってまるで変わってしまったが。absintheの中で、イバラードの路面電車は新しいとふるいを併せ持った下高井戸駅。今からは信じられないだろうが、40年前は駅から少し離れると未舗装の道もあったし、古いアパートは汲み取り式のトイレもあった。

2019/03/14

らん

透き通った電車。空に浮かぶ青い光の線路。イバラードへ向かう旅の始まりからその素敵な世界にときめき、わくわくしながらイバラードへ。不思議な輝きを放つ街に着くと、竜宮城のような幻想的な雰囲気を醸し出すお店や煌びやかな世界が広がり…進んでいくと《夜空屋》と書かれた建物。そこにある景色はなんだか懐かしくて、草や土の匂いがして、安心するような優しい時間にじんわり。煌びやかな世界に惹かれても、やっぱり故郷やどこか懐かしい景色が一番なのかもしれないなぁ。高揚感を味わいながらノスタルジーにも浸れる、素敵な時間でした。

2023/09/21

がんつん

こ、れ、は、美しい…!こんなにも色をちりばめていながらも静かで、ガラス細工のように繊細な透明感があり、かつ、柔らかなあたたかみ…

2014/02/23

ヒラP@ehon.gohon

不思議な旅物語です。 幻想の世界の中に、何だか懐かしい記憶が見え隠れしていて、 次第に抽象的な風景が具体化してきます。 最後にたどり着くのは、作者の思いでの家でしょうか。 絵を楽しむ絵本で、自分も一緒に旅をしているような気分で、 眺めているうちに、絵に魅せられてしまいました。

2015/09/02

トモ。

イバラードに旅に出る。素敵な世界だが、なんだか少し恐ろしさも感じる。幻想的で呑みこまれそうな、一度入ってしまうと迷って出られなくなってしまいそうな怖さです。でも最後に夜空屋から出た時、「あぁ、旅は終わったのだなぁ」とホッとした気持ちになりました。またゆっくり眺め、時に迷い込みたい世界です。

2013/10/30

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