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死刑のある国ニッポン

死刑のある国ニッポン

死刑のある国ニッポン

作家
森達也
藤井誠二
出版社
金曜日
発売日
2009-08-04
ISBN
9784906605576
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死刑のある国ニッポン / 感想・レビュー

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Shimaneko

密度の濃い対談集。被害者遺族への無責任かつ表層的な共感の不遜さとか、いろいろ痛いところを突かれつつも、冤罪のリスクだけが死刑廃止を訴える理由ではないという森氏の主張は、残念ながら最後まで納得できず。どんな事情があろうと人は人を殺してはいけない、という大原則に異論はないけど、人の命は等しく尊い(はず)というのは、今やほとんどファンタジーとか祈りに近いんじゃないかと思ってしまう。いずれにしても、もっといろいろ知りたくなる一冊。

2016/03/16

秋 眉雄

存置派藤井さんと廃止派の森さんがたっぷりと語りあった一冊。考える手助けというよりも、常日頃何となく考えていることが、この問題のいったいどの辺りに位置しているのかを確かめたくて読みました。たぶん誰もが長いスパンでもって存置と廃止の間を行き来しているのが実際のところじゃないでしょうか。

2024/07/08

リョウ

確かに、論理的には死刑は不合理な制度だろう。悩み抜いた上で死刑は廃止すべきだという森の主張はもっともだと思う。それでもどうしても死刑を廃止すべきだという主張に乗ることができない。自分の場合、いきなり命を奪われるという理不尽さを抑えてくれるものがないから、死刑によって埋め合わせるしかないと根底で思っているからじゃないかと思う。だけど、命を扱う問題であるからこそ、空気に流されるのではなくもっと真剣に考えるべきなんだろうな。

2011/10/25

mun54

難しすぎて自分の答えが出せない。どんな形でも人が死ぬのは悲しい事だと思う。

2012/06/16

ymkmg

当初この問題を考えた時は存置派だったけど…揺れます。でもやっぱり存置を決定的に引っくり返す理由が見当たりません。

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