nyx 第5号 (ニュクス)
nyx 第5号 (ニュクス) / 感想・レビュー
かんちゃん
主たる目的は、マルクス・ガブリエル関係の補論。京都大学講演は、これまでの著書の要約的な内容として、「意味というのは対象の特定の配列」であり、「存在するというのは何らかの意味の場(対象領域)に現象するということ」。短い分、定義規定が矢継ぎ早に出てくるので、議論を追うだけで精一杯になってしまった感。千葉氏との対談は、「「意味の場」はパースペクティブではない」、「自然主義は危険」など、なんとなく作者について誤解していた部分が明確に分かった。一義性とコミットメントの部分はよく分からないので詳説してほしいところ。
2018/09/30
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