労働系女子マンガ論!
ジャンル
労働系女子マンガ論! / 感想・レビュー
𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄
最後に紹介されていた『愛すべき娘たち』という漫画の、牧村のキャラ設定に度肝を抜かれた。すごすぎる。自立した女性への、過剰なまでの希求が、実は父親による性的虐待に起因しているということ。しかし、自ら掲げた救いの言葉、宣言ゆえに、そこから少しでも外れるたびに言い訳をしなくてはならなくなるという呪い。すごい。こんな漫画を書いた作者もすごいし、そのすごさを10頁に満たない紙面で伝えるトミヤマ先生もすごい。
2024/06/19
よっちん
図書館
2024/09/25
Tsu_ba_saa
時代を問わず、人生について考えさせられるような少女マンガを「女子マンガ」とし、その中で労働がどう描かれているかという論考がまとめられた本。大人の話なので当たり前のようにみんな働いているが、どう働いているか、仕事というものがどう描かれているかという切り口は面白い。『はいからさんが通る』や『ベルばら』、『動物のお医者さん』など、往年の作品の論評も面白い。気になってた作品をうっかり大人買いして読んでしまった(『海街diary』)。
2024/01/05
感想・レビューをもっと見る