のこった もう、相撲ファンを引退しない
のこった もう、相撲ファンを引退しない / 感想・レビュー
starbro
図書館の新刊コーナーでみつけて、来週から始まる初場所前に読みました。星野智幸、『俺俺』に続いて2作目です。著者の相撲愛・貴乃花愛が感じられると共に、元新聞記者らしく客観的な視点での相撲評論は説得感があります。但し、モンゴル人嫌いの急先鋒貴乃花親方の最近の言動を著者はどう思っているのでしょうか?私は国技?である大相撲を限りなくスポーツとして認識していますので、国籍は全く関係なく、強さもしくは巧さだけで、力士を評価しています。著者およびスー女の和田静香が同い年で相撲ファンのため、親近感を持ちました。
2018/01/08
佐島楓
外国人力士に対するヘイトへの反対発言が目立つ。私もそれには完全に同意。お客さんには出身地に関わらず、相撲内容を見て力士を判断していただきたい。特に大相撲が窮地に立たされたときに奮闘していた白鵬関は功労者なのだ(ただ、最近の張り手・かち上げからのなりふり構わない相撲内容は受け入れがたい。勝てばいいというものではない。それはほかの力士も同じである)。
2019/12/25
おさむ
貴乃花の大ファンだった星野さんが相撲の現状を嘆きつつ、これからも応援を続けると宣言した本。NHKのテレビ中継ではあまりわかりませんが、国技館ではモンゴル人力士らを排斥する差別的なヘイトスピーチが幅をきかせているとか。ニッポンコールとしこ名の三拍子での応援も主流なんだとか。日本人力士ではなく、日本出身力士なる新たな定義を生み出してまで、力士を区別する必要が一体どこにあるのか?狭量な思考に陥っていませんか、と目を覚まさせてくれる良書です。若い頃に書いたという相撲小説も収録されていますが、これは駄作ですね笑。
2018/05/02
Carlos
貴乃花の現役時代、白鵬とは違う強さがあった。協会に残ってほしかった。
2020/09/27
おかむら
白鵬の引退後のNHKスペシャルを見た時、取り組み前の相手力士への手拍子や声援、取組後のブーイングの凄まじさに、こんな異様な雰囲気の中で白鵬は闘っていたのだなあと感銘を受けたものですが、その頃(2016年近辺)のヘイトヤジが飛び交う国技館の様子を記録したエッセイ。白鵬、憎らしいほど強かったんだなあ。唯一無二だもん。そして稀勢の里、「日本人」綱取りの重圧はいかほどだったのか…。今ではお二方とも穏やかな親方になってて、なんかやっぱり相撲ってずっーと見続けてると楽しいだなやっぱり。にわかファンですが続けようっと!
2024/02/17
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