若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命
若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命 / 感想・レビュー
井月 奎(いづき けい)
京都在住の読友さんが『若冲と蕪村展』を見に行くとのことで、うらやましくて、二年前に福島県立美術館で観た『プライス・コレクション』の図録をちらちらと……若冲というのはおかしな絵描きで、動物画では毛並や、命の感触を感じさせるのに動きを完全に止めてしまっている。それは強い色彩でその対象を掴み取っているのだろう。見る者と対象の間にある「なにか」を剥ぎ取ったかのような強い質感は若冲独自のものである。魅力的でなんとも不思議。図録をみていたら小野竹喬も展示していた。あらら私の目、節穴ですな。
2015/07/25
ビスケ
展覧会を観に行った記念にゲット。図録とは思えない図録(褒め言葉)。解説はやわらかい文体で、絵巻物は漫画仕立てで紹介。日本美術を楽しむための簡単ガイドまでついてる。プライス夫妻と辻惟雄氏の対談が興味深く、プライスさんの懐の広さがうかがえた。華やかな楽しい絵をたくさん見せてくださって、ありがとうございました。
2013/09/15
へたれのけい
なんてこった!すぐ近くに展覧会がきてたんですね!不覚ぅ~。色の美しさに惚れてしまっただけに現物を見逃したのは大失態です。
2015/04/01
SEGA
人間だけではなく、失われた生命すべてを悼み、生き続ける私たちに力を与えるような美術展の記録です。企画した方たちの心意気がストレートに伝わってくる、美しく、そして泣ける(かも知れない)図録。
2013/08/24
patapon
昨年岩手県立美術館に行った際購入しました。展覧会のタイトルと同じように1作品毎に分かりやすいタイトルが付けられており、図録もまるで読み物のようで手に取りやすい。「まず楽しませること。それからですよ」と悦子夫人が仰るように、特に子供たちに楽しんでもらおうという目的が至る所に見られる。宝物。
2014/03/25
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