きのこ漫画名作選 (ele-king books)
きのこ漫画名作選 (ele-king books) / 感想・レビュー
keroppi
黄金に輝くきのこ漫画名作選、とうとう読んでしまった。粒ぞろいのきのこ漫画たち。白土三平、つげ義春、松本零士といった著名な作家から、この本で初めて知った作家まで。圧倒的な迫力の巨編「侵略円盤キノコンガ」。それを中心に編まれた名作選のようだ。きのこの不思議な魅力にトリコとなる。各作品に付けられた解説も、きのこの魅力をかき立てる。解説曰く、きのこと言って思い出すのは、60歳以上だと映画「マタンゴ」、40歳以下だと「スーパーマリオ」、その間だと「男おいどん」のサルマタケだとか。私は、やっぱり「マタンゴ」です。
2019/02/14
Tonex
『きのこ文学名作選』『胞子文学名作選』に続く名作選シリーズ第3弾は、「きのこ漫画」のアンソロジー『きのこ漫画名作選』。怖いきのこ漫画、幻想的なきのこ漫画、ロマンチックなきのこ漫画、郷愁をさそうきのこ漫画など、さまざまなタイプのきのこ漫画が収められているが、基本的にどれも気持ち悪い。▼気に入った作品を3つあげろと言われたら、つげ義春「初茸がり」、松本零士「妄想の夜行列車」、花輪和一「茸の精」。どれも読んでて胸が苦しくなった。
2016/04/30
hnzwd
装丁が素晴らしく、思わす衝動買い。古今のきのこに関する漫画が特集されていて、きのこ好きとしては満足。冬虫夏草モチーフとか侵略系の話が多かったかなー。まぁ、きのこと言ったら冬虫夏草か毒きのこでの幻想系が魅力的ですからねー。
2016/04/24
はちてん
思った以上におどろおどろしく恐怖。今の私の精神状態では熟読は無理でした。でも、往年の名作も収録されていてさすがのアンソロジーです。きのこ文学は想像する画像を自分でコントロール出来るけれど、漫画になるとそのままなので、個人的には文字表現の方が好きです。きのこってかわいらしい一面もあるのに。
2016/04/04
あたびー
#日本怪奇幻想読者クラブ すべてキノコを題材とした漫画群。初めて読むものも沢山あって堪能した。きのこ大好ききのこ可愛派と、きのこに侵略されるぞ恐ろしいぞ派に分かれるような気がする。子供のとき「りぼん」で読んだみを・まことさんの「キノコ・キノコ」は超懐かしかった!よくノートの片隅にこの絵を描いたものだ。侵略派の雄は白川まり奈さんの「侵略円盤キノコンガ」この漫画のためにこの本が分厚くなっていると言っても過言ではない。漫画なので「文学」の方と違ってフォントを変えたり向きを変えたりできなかったのが残念。
2020/08/12
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