松尾潔のメロウな季節
松尾潔のメロウな季節 / 感想・レビュー
tamioar
第一級の青春文学。今後も黄メロウ、緑メロウと出して欲しい。あと、端的に羨ましい。
2016/04/17
Hirofumi Saisu
前作よりも面白かった。好きなアーティスト、よく知っているアーティストについて詳しく掘り下げて書かれていたから。そのアーティストに対する愛情たっぷりながら、冷静で客観的な視点を失わずに書かれているので、安心して読める。それがこの人の文章の信頼できるところ。若干かっこつけたというかかっこよすぎるところも許容範囲。強いて言えばホイットニーについての最終章は、ちょっと物足りない感じ。もっともっとホイットニーについても書いてほしかった。今後もメロウシリーズが続くことを願っています。(前作は図書館、今作は購入。)
2015/08/30
鉄火丼
再読▼90年代の米国R&Bの現場の貴重な記録が、著者の"勤労学生"ライター時代のエピソードを通して臨場感たっぷりに語られる。通りいっぺんのレビューのような文章はどこにもなく、著者自身の好奇心と情熱に裏付けられた言葉にあふれている。97年のQ-Tipとジャネットとマライアのエピソードが印象的▼情熱的かつフェアな態度は最近の著者が発信しているコラムや提言とも共通するものがある▼2023年現在、新品入手不可。文庫にもKindleにもなっていないのがもったいない!
2023/09/13
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