想い出づくり (山田太一セレクション)
想い出づくり (山田太一セレクション) / 感想・レビュー
hitotak
シナリオ本。日本のテレビドラマで、複数の主人公がいる、いわゆる群像劇というもののはじまりはこのドラマだと何かで読んだ。3人の独身女性の主人公たちだけではなく、脇役であるそれぞれの家族と恋愛相手の性格や見せ場もきっちり書かれていながら、ひとつの物語として完成していて、しかも先の読めないストーリー展開。ト書きや場面転換のタイミングも書き込まれており、シナリオで読んでも充分面白い。本放映時の裏番組はあの『北の国から』だというのも凄い。録画機のない時代、当時の視聴者はどちらを観るかで相当迷っただろうな。
2018/01/17
GO-FEET
ビデオで何度も繰り返し観た作品なので、脚本を読んでいると画像が脳内変換されてなんとも楽しい。今は亡き前田武彦、佐藤慶に児玉清、そして根津甚八。いやぁ~懐かしい!それにしても誤字・脱字が酷すぎるこの本。版元さん、ちゃんと校正するように!
2017/02/10
haruno
とても懐かしかったです。中三の秋ごろ、夢中にテレビを見てました。何に惹きつけられたのか?とにかくはまっていたドラマです。浪人時代の神田神保町で、山田太一さんのシナリオ(単行本)を買いあさってました。またようやく出会えた感じです。たくさんの懐かしさで読みました。言葉が生きていて、しみじみと読了。
2017/08/03
えいとうっど
極めて個人的なお気に入り度合い:★★★★★5点 中学生の時は柴田恭兵気分で観ていた。36年経った今は佐藤慶、児玉清、そしてなんと前田武彦に共感できる。(みんな亡くなっちゃったなぁ)連続ドラマの特性を最大限活かした最高の群像劇‼︎
2019/02/09
ゴリゾウ
24歳の三人の娘たち、のぶ代(森昌子)、久美子(古手川祐子)、香織(田中裕子)、人生に、男性に、結婚に揺れ動く若い心(「BOOK」データベースより)/「なんかひとりの時の、すっごくいい想い出欲しい」 適齢期を迎えた女性3人が、重圧と焦燥のなかで自分らしい生き方を模索していく。(Amazon.co.jp) #383
1990/04/18
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