増補新装版 しあわせの王様 全身麻痺のALSを生きる舩後靖彦の挑戦
増補新装版 しあわせの王様 全身麻痺のALSを生きる舩後靖彦の挑戦 / 感想・レビュー
日向夏
あら、誰の感想もない!バリバリのビジネスマンだったふなごさん(漢字が出ない)が41才で難病のALSを発症し、死と向き合いながら、進行していく全身麻痺の中で、自分らしさを取り戻していく半生記。体のほぼ全てが動かないのに、患者のピアサポートや作詞活動に講演活動、なんと今や会社の副社長まで務める。健常者だってこんなに生き生きしている人は少ない。そして、1週間後にはなんと国会議員になっている可能性が高い!これから障害者への社会の見方がきっと変わる。この本、今が読み時だと思うんだけどなぁ?
2019/07/18
みじんこ
やり手のビジネスマンだった舩後さんはALSを発症し、苦しみ、医師との出会いやピアサポートの活動を経て生き生きとした新しい人生を歩む。五感は正常でも体が全く動かない上に治療法もない病気は本当に恐ろしいし、絶対なりたくないとも思ってしまう。今井医師のやり方は負けん気の強い舩後さんには効果的だったが、自分なら折れてしまいそうな気がする。舩後さんは自身が病気の先達であるからこそ、本当に親身になって不安を抱える新規患者さんに寄り添える人だと思った。差し挟まれる自作の短歌は切実でありながら、時にユーモアが感じられる。
2020/06/21
Mao
山本太郎さんは、この経験を見込んで議員へ誘ったのね。納得。
2021/05/09
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