新装版はんぶんのおんどり
新装版はんぶんのおんどり / 感想・レビュー
つき
お父さんがの遺言どおり、ソステーヌとステファヌの兄弟は遺産を半分に分けますが、兄のソステーヌはとっても欲が深かった! おんどりのジョーまで真っ二つにされてしまったのだけれど、ジョーは普通のおんどりとは違っていて…。「かたあしのヒヨコ」と「長ぐつをはいたネコ」を足したようなお話だった。欲が深いと後から損をするのね…。
2017/07/02
timeturner
よくあるお伽噺のようでいて細かいところに巧いヒネリが加えられ、アイロニーに満ちた楽しい話になっている。兄さんや王さまみたいな人って今も昔も変わらずいるんだよね。最後まで読んで、これは風見鶏の文化がある地方だからこそ生まれた話なんだと気がついた。同じ作者の『おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ』と同様、堀内誠一さんの絵が本の魅力を倍加している。
2024/03/09
おはなし会 芽ぶっく
12月予定の2年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。
2019/11/08
ちばりえこ
そういえば、私がこどもの頃大好きだったな、と思い出して5歳の娘への読み聞かせ本として図書館で借りました。読み聞かせには少し絵が少なめで文章が長いのですが、物語の魅力か娘も気に入ったみたいで、また借りて、と言ってくれました。兄弟の仲違いからお話し始まるので兄弟にはあまりおすすめできないかもしれません。とんちの効いたお話や、不幸な生い立ちから成功するお話が好きな子におすすめです。
2018/10/23
ヒロモ
図書館より。9歳5ヶ月息子セレクト。母ちゃん、読んでみな、と。ほほぉ、風見鶏というのは、こういう象徴でしたのね。
2023/06/05
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