B級学 マンガ編
B級学 マンガ編 / 感想・レビュー
とんび
弟のマンガ評論が載ってるのに期待したけど、作品論的には、わりと当たり前の事しか書いてなかった。「このころのなをきは生気を失ってた」的なところに、へーそーなんだー、とか思ったけど。B級でも比較的メジャーどころの漫画が中心で、漫画自体の図版も少なく、タイトル負けな感じ。
2013/05/02
hibimoriSitaro
再読。1999年4月初版。前半は東大駒場祭における講演録(4時間ぶっ続けだったそうな)とマンガ家評が4人ぶん(内田春菊・望月峯太郎・横山光輝・唐沢なをき),後半は短めのコラム集。衒学趣味は控えめなほうで読みごたえがあり,結果くたびれる。石ノ森章太郎の晩年が不運だったというのはなるほどと納得しちゃった。
2022/06/05
hiroshi0083
15年前に買ったこの本、一時期は僕にとってのバイブルだった。当時は何度も読み直し、著者の卓見に感心したものだった。今回は東大講演と、横山光輝評論の項を数年ぶりに再読。僕が今でも影響を受けている箇所が散見出来、個人的に興味深かった。文中には、B級作品への著者の熱い情熱がふんだんに散りばめられていて、そのパワーは今も健在で圧倒される。だがその一方、今では首をかしげざるを得ない箇所が多数存在。何よりも、B級作品を大事にするあまり、A級作品をともすれば蔑ろにしているようなスタンスには大きな疑問を感じた。
2014/05/04
pochi
1999年 4月25日
1977年から
1999年
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