いのちの樹の下で: エンデとカーソンの道を継ぐ
いのちの樹の下で: エンデとカーソンの道を継ぐ / 感想・レビュー
みやか
23時59分読了。61頁の「文学者は意識に働きかける。文学者の使命は、そこにある」というエンデのことばがすごくだいじなものに感じられた。エンデの云う「芸術」はたくさんあるけれど、かれはそこを「文学」とあらわした(らしい)。文字による表現はわたしがずっと追いかけてゆきたいとおもっているものである。「文学者は意識に働きかける」のは何故か、しばらく味わってみたい。このほんの中にあるすべてのまなざしが誠実だった。わたしも誠実で在ろう。
2011/01/01
よしよし
30年ほど前、ウチの子供たちが小さい頃、子安氏の『ミュンヘンの小学生』を読み、カーソンの『沈黙の春』も読んだ。自然の価値や脅威を知ってもらいたくて、子供たちをキャンプに連れ出し、それを親子で共通の趣味にしたいと考えていたが、やがて子供たちは、ゲームをピコピコ、コンピュータの前から離れなくなり、親の願望は虚しく消えた。どこかで、シュタイナー教育とカーソンの『センス・オブ・ワンダー』は繋がると感じていたから、子安氏と上遠氏が語り合う企画があり、このような本が残ったことを嬉しいと感じる。孫の時代はどうなるのか。
2024/05/11
しんどー
★3
2018/08/29
感想・レビューをもっと見る