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空を読み雲を歌い 北軽井沢・浅間高原詩篇一九四九―二〇一八

空を読み雲を歌い 北軽井沢・浅間高原詩篇一九四九―二〇一八

空を読み雲を歌い 北軽井沢・浅間高原詩篇一九四九―二〇一八

作家
谷川俊太郎
正津 勉
出版社
アーツアンドクラフツ
発売日
2018-06-07
ISBN
9784908028298
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空を読み雲を歌い 北軽井沢・浅間高原詩篇一九四九―二〇一八 / 感想・レビュー

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けんとまん1007

谷川俊太郎さんの感覚の広さ、研ぎ澄まされたものが、どこからきているのか・・・その一端が垣間見える。人とは、宇宙とは、社会とは。一人の思い、それとは別に動く社会。どう感じるか?詩人の眼は、際限ない。

2018/10/03

kanata

「41(空の青さをみつめていると)」の【人はすべていやしい生まれなので/樹のように豊かに休むことがない】に鷲掴まれた。何かを得ようと拾うばかりの人間は樹の豊かさを見習うべきだと。『62のソネット』が出典の連作に共通した感情は、空や樹を仰ぎ見たときの【後悔】と、豊かさの一端に気づけたことの【喜び】だろう。/群馬県の北部「北軽井沢」に関連した詩とそれにまつわる文章、北軽井沢小学校の校歌などを掲載。暑さにだるい体ごと、清々しい気持ちになった。前半は戦争を省みて進んでゆく人に向けられ、後半は亡き友人たちを偲んで。

2018/06/30

ゆうじぃ

こんな風に詩を読んで、何かを想い、自然を慈しみ、静かに暮らしたい、などと考えてしまう。きれいごとだろうか。

2024/10/09

ユウスケ

谷川俊太郎氏にとって縁が深いと言う土地の、北軽井沢に関する詩を集めた詩集。陳腐な言い方ではありますが、まさにタイトルのごとく清冽さをたたえた、自然の美しさを表現し、賛美する言葉の数々を味わうことができます。この中では「空の青さをみつめていると」が最も著名だと思われますが、他にもじっくり味わいたい詩が数多く収録されており、楽しめる一冊です。

2022/04/12

yumani

行間の余白から余韻が降ってくる。あるいはまた、湧き立つようにしみ込んでくる。軽井沢に住んだこともないのに、目を閉じればその頃の大気、水蒸気、宇宙から注ぐ音まで肌で感じられる気がする。あらためて…コトバの持つチカラは想像を超えていることを思い知る。だのにちっとも使えていない自分に愕然とする。衝撃的《山荘だより4》〜吾亦紅の赤と共産党問題、女郎花から女権拡張問題、蛍袋から住宅問題を連想しろとてそれは無理だ〜→それは無理だ!何よりも『吾亦紅』すら選べない現実!

2023/05/26

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