ショートショート列車
ショートショート列車 / 感想・レビュー
へくとぱすかる
お気楽に読めて楽しかった。ショートショートとしての作風は、星新一というよりは、堀晃やかんべむさしに近い感じ。近畿編はまさに2人の新作のような雰囲気。ちょっぴりウェットさもある。各ページにイラストのヘッダ・フッタがあって、前半が青インク、後半が緑インクという凝った印刷も楽しい。北海道から沖縄まで、これって「日本一周」とはちょっと違うような気が。栃木「餃子の羽」、東京「虎柄の」、長野「賭けソバ」、京都「京の木」、島根「出雲の神々」、香川「さ抜きうどん」、福岡「替え玉」など、他の都道府県もなかなかおもしろい。
2020/04/03
どぶねずみ
各都道府県ごとの特徴を活かした短編が47編収録されている。○○県と言えば?という有名な特徴が話のネタになっている小話。真面目でほっこりする話もあれば、クスッと笑えるファンタジーもあれば、ホラーめいた気持ち悪い話もある(^ω^) 新潟の『コメ入社』、岐阜の『合わされた手』、岡山の『親父のデニム』、鹿児島の『縁赤外線』は良い話だったなぁ。栃木の『餃子の羽』や茨城の『ナットゥーマン』は気持ち悪い(笑) ページ毎に凝った列車のイラストがかわいくて良い。
2017/12/14
あじ
47都道府県の特色を題材にしたショートショート。粒揃いだとは言い切れませんが、ぽつぽつと楽しませてくれました。香川の「さ抜きうどん」は定年までお預けだとして、「京の木」は家庭菜園の仲間に加えたくなる魅力的なネタでした。イラストレーター【ニシワキタダシ】さんに救われた部分の多かった佳作だと思います。
2017/03/19
優希
地元の名産品を題材にしたショートショートでした。お腹が空いているときに読んではいけません。
2024/07/25
はな
47都道府県それぞれのご当地ネタショートショート。この県ならこれかなーと予想してみたり。飛び抜けておもしろいということもなく全体的に少し物足りなかったけど、ゆるりと楽しめる一冊。山梨ブラッド・ワイン、和歌山子供のままで、沖縄人魚の古酒が好き。
2018/04/29
感想・レビューをもっと見る