声に出して読む 渋沢栄一「論語と算盤」
声に出して読む 渋沢栄一「論語と算盤」 / 感想・レビュー
mint☆
「論語と算盤」を読んだことがないのでどんな感じなのかはわかりませんが、こちらは斎藤孝先生の現代に引き寄せた解説付きなのでとてもわかりやすく、それに音読をするのでスッと入ってきます。新一万円札は2024年度かららしいですが、一万円札を見るたび内容を思い出せるといいなと思います。
2021/11/24
Kei
新一万円札の顔。日本の資本主義の父、渋沢栄一。世の中は金魚鉢。金魚は利益を得ようとエサを食べる。するとフンも出る。エサを食べることだけを考えて、水を綺麗にするのをおざなりにすると、金魚は死んでしまう。金魚鉢の中の水を浄化する装置がなければ、つまり、世の中全体が快適になるシステムにしないと、利益は得られない。福祉政策は最大の利益追求である、と。今のとてつもない格差社会にも通ずる問題です。算盤は論語に通ず。人は新しいセーフティネットを構築できるでしょうか。
2021/11/10
RX78
いったい何冊出してるんだ…本見つけるのたいへんだった…。実業家というからお金もうけした人と思っていたけど国のために働いた人だったのですね。渋沢栄一についてもっと知りたくなった。今の世の中、自分のために働いている政治家、経営者の何と多いことか。論語ももっと知りたくなりました。
2020/08/23
belalugosi6997
簡単に読めます、全く難しくありません。可能であれば電車のなかではなく、タイトル通り声を出して音読できる状況が良いでしょう。私は歩きながら音読しました。子供から大人まで、男女問わず「普遍の真理」として永遠に学び続けるテーマです。私には「常識とは多数決の結果であり、真実と異なる場合がある」と考える人種からすれば「知恵・判断力、感情、意志」これ等三位一体が常識人とすれば、私は非常識極まりない。とかくこの世は結果ばかりを求めるが過程が最も大事。判っているがこれが煩悩の塊で私と偉人との決定的な差なのだろう。
2020/03/15
まちゃお
最近論語が面白いと感じていたことから、一見なんの関連性もないと思える「論語と算盤」を読んでみたいと思い、この本を手にしました。渋沢栄一が生きた江戸末期から昭和初期と現代は通ずることが多く、感銘を受けました。「智、情、意」は論語の「知、仁、勇」からきていると考えられ、知識、感情、意志のバランスをとって行動すると人生も仕事もうまくいく。この3つのバランスが取れているかを、自分自身の行動を見直す基準にしてみようと思いました。
2019/11/17
感想・レビューをもっと見る