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小さな出版社のつくり方

小さな出版社のつくり方

小さな出版社のつくり方

作家
永江朗
出版社
猿江商會
発売日
2016-09-26
ISBN
9784908260063
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小さな出版社のつくり方 / 感想・レビュー

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徒花

まあまあおもしろかった。最近になって新たに作られたちいさな出版社がどういう経緯でできたのか、どういう本作り、本の売り方をしているのかをそれぞれまとめた一冊。読んでいると出版業界全体の問題というか、やっぱりこのままだとアカンなというのがわかる。けれど、それは資本主義的な支点で成長し続けることを目的とした場合であり、そこそこの規模の経済を存続させることを目指すのであれば、出版は全然アリな世界であるような気もして、それは救いなのかもしれない。あとは意外と、大義がなかったり、熱い思いなかったりするのも「らしい」

2021/03/02

山田太郎

本屋はやりたいと思ったことあるけど、出版社はあんまりやりたいもんでもないなと思った。音楽はCD屋もやりたいけど、自主レーベルかなんかでCD作ってみたいとは思うな。取次がいかんというかシステム的に疲弊してきたのかなと。

2016/12/09

Roko

小さな出版社を作るのは、元々本の編集の仕事をしてきた人が多いけれど、どちらかといえば作者と出版社の間を取り持つエージェントとしての機能を果たしたいと思っている人もいます。定年になって始めた人もいれば、結婚したり子どもが生まれたり、親の介護が発生したりして、自由に働けることを模索して「ひとり出版社」にたどり着いた人もいます。 この考え方は出版社だけでなく、ほかの業種であっても取り入れられるんじゃないかなぁ。会社が大きくないからこそできることがあるって、素晴らしいことじゃないですか。

2024/09/22

たまご

出版社本。さまざまな小規模出版社の経営者へのインタビューが掲載されている。ほとんどの社長が「大手出版社に数十年勤めてから独立→コネクションを使って作家や取次を開拓」という流れなので出版業界にいない人間からするとこのタイトルは少し酷だなーと思いました(笑)日本の書店のビジネスモデルは終わっていると言い切るSPBS社が尖りすぎてて面白かったので今度渋谷の出版社兼書店に足を運んでみようと思います。小売の書店と比べて身動きが取りやすいからか出版社の廃業ニュースってあまり聞かないですね〜。バイトとかしてるのかな…

2024/03/31

チェアー

メガ書店が誕生したがゆえに、マイナーな本を置いてもらう余地ができて、小さな出版社のポジションもできてきたとする分析にはなるほど。小さな書店が淘汰されることと引き換え。どの出版社も言っていたのが、大手取次の冷たさ。これまで大きな役割を果たしてきたことは間違いないが、既存のビジネスから離れられず、審査は本の内容より資金、事業計画が主。金融機関より遅れているのかも。自分で出版社を起こすには、こうしたい、これを出したいというビジョンや強い思いが必要。それを持続可能なビジネスにどうつなげるかが問題だ。

2016/12/11

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