科学絵本 茶わんの湯
科学絵本 茶わんの湯 / 感想・レビュー
♪みどりpiyopiyo♪
寺田寅彦の楽しい科学エッセイが絵本になったよ☆ ■日頃見かける「茶碗の湯」の観察から徐々に視野を広げて、家の周りの身近な現象、そして地球規模の大きな気象の話へ。紅茶などに見られるジャンピング現象や、コーヒー 等の表面のゆらゆらにも間接的に触れられています。■子供向けの文章だけど、絵本になっても手加減なし。中学生くらいから楽しめるかな? 科学kidsなら8歳くらいからいけるかも☆ 言葉遣いがやや古いので大人に聞きながら読むといいよ。(本編 1922年。中谷宇吉郎随筆1942年。解説ほか 2019年)(→続
2019/09/25
ともブン
お茶碗に注いだ熱湯を観察する、そんな身近な場面から自然科学へと誘ってくれる絵本。 科学解説や文学解説、そして原文もついているので、より深く読みたい方にもよいかと思います。 視点がどんどんと大きくなっていって、最後にまた茶わんへ戻ってくる様は、金子みすゞさんの「蜂と神様」の詩に似ていていいですね。この詩もみつめること、考える事への愛にあふれていると感じました。
2021/05/02
calm
★★★★☆ 子供向けに書かれた随筆「茶わんの湯」に科学解説と文学解説を加えた絵本。 本文だけで十分面白いのだけれど、科学解説を読むとそれ程長くはない随筆がどれだけ密度の高いものだったかを再認識させられる。 欲を言えば、科学解説はあまり子供向けを意識しない文体で書いていただきたかった。 目次//茶わんの湯(絵本)…寺田寅彦/科学解説…高木隆司/文学解説…川島禎子/茶碗の湯(原文)…八條年也/付録:「茶碗の湯」のことなど(原文)…中谷宇吉郎/寺田寅彦略年譜
2019/08/25
yo yoshimata
図書館で見つけた一冊。寺田寅彦『茶わんの湯』を読みました。中谷宇吉郎さんの言葉を借りると、「一杯の茶碗の湯のなかに全宇宙の法則を見る」一文で、当時の子ども向け雑誌『赤い鳥』に掲載されたそうです。科学の面白さを感じます。今日はたまたま同雑誌で活躍した金子みすゞさんの命日だとか。
2021/03/10
takao
ふむ
2020/04/15
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