寺田寅彦『物理学序説』を読む
寺田寅彦『物理学序説』を読む / 感想・レビュー
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緒論: 学問の起源、言語と道具 哲学と科学 自己と自己以外 物質科学と生物科学 物理学―物質科学の根柢としての 数学との関係 物理学の対象: 物理学 物理学の対象 実在 感覚 数と空間時間 物質とその性質 因果律 偶然 物理学の目的とその方法: 物理 まとめ
2021/07/21
takao
網の目のような因果律を想定していたようだ。
2021/04/07
ニッポニテス的遍歴
☆=3/5 寺田寅彦の未完の著『物理学序説』とその註釈が本文の3分の2を占め、残るページを解説と対談が埋めている。 冒頭の解説は非常に読みごたえがあり、註釈には寅彦が『序説』本文に登場するトピックについて他作品でどのように触れているかについてのリファレンスがあり、丁寧な仕事と言える。が、本全体のテーマが「計算論的な整合性ばかりに目が行きがちな現代の趨勢に抗して寅彦的アプローチを再考する事」と「序説の復刊・再評価」と「寅彦の身辺事情」との間で分裂しており、どっちつかずでまとまりがないように感じられる。残念
2021/01/04
かずりん
哲学と科学、数学との関係、因果律など物理学ばかりではなくその背後の世界観を感じる。高度たな細分化が進む研究分野のなか、文系理系を越え縦横無尽に行き交う寺田の書は、物理学を知らずとも興味をそそられる。また100分de名著でも最近紹介された寺田の「天才と日本人」も感動の名著である。この序説は時間を見つけ読み返したい著書だ。
2021/03/21
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