ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論
ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論 / 感想・レビュー
りんご
またも読みたくなるマンガが増えるが、結構マニアックなんで漫喫に無いのが難点。「漫画化するなら、愛してくれよ」の話はすごく頷いた。いち漫画ファンとしてね、愛は重要よ。メタモルフォーゼの縁側、火花(作画:武富健治)、ガンフロンティアハーロック、狭い世界のアイデンティティ、うちのクラスの女子がヤバい、サイレーンなどなど。今更読まないけどポケモン、爆走兄弟レッツ&ゴー、スーパマリオくんまで読みたくさせるので困りますな。
2022/08/14
おかむら
ブルボンさんが週刊文春で連載してたマンガ評コラムの書籍化3冊目&完結巻。2冊目までは文藝春秋から出てたのにこれだけ出版社違うから気づかなかったわ(2018年刊)。紹介されるマンガの8割知らないけども、ブルボン独自のえ?そこ?な着眼点がやっぱり面白く、なんで連載終了しちゃったのかよ文春のバカーと言いたくなります。いじわるばあさんカルタはちょっと欲しい。「うちにあるけどかさないよ」の札をとりたい。
2021/04/24
ぐうぐう
『マンガホニャララ』が始まった頃、ブルボン小林の視点が評論家のそれではなく、一読者の目線で論じている親しみがあった。けれど、シリーズも3冊目ともなると、考察も深みを増し、専門家のそれっぽくなってきた。それはそれで寂しくはある。とはいえ、だからこその発見もまたあるのだ。小玉ユキの漫画を縦のコマ割りから読み解いたり、『チンプイ』を『ドラえもん』の意図的な批評として読んでみたり、「なるほど!」と膝を打つことが多かった。(つづく)
2019/07/03
阿部義彦
ブルボン小林さんの週刊文春での連載、いしかわじゅんとの週替わりでの漫画評論コラム、三冊目の書籍化ですが、一冊目は版元文春から単行本化、後文庫化でした、二冊目は文春から単行本化のみで文庫にはならずどちらも紙の本は品切れ重版未定です。そして今回はとうとう、文春からも見放されて、クラーケンという初めて知る出版社からトランスビューを通しての直販のみです。でもでも私は全て単行本で揃えてます。この本で紹介されてるので読んでた本は二冊のみ。渋谷直角と諸星大二郎のみでした。がその眼差しだけで読んで楽しいです。
2018/11/18
さすらいのアリクイ
ブルボン小林さんが週刊文春に連載しているマンガ評論の三冊目。この本は色々なマンガの中に含まれている普通の人が見えていない、意識していない部分にブルボンさんが相当こだわったり論じている感じがします。その注目点が理解できるときもあれば?マークがつくときもありますか。紹介しているマンガはコロコロコミック、ちゃおからコミックビームやアックスまで幅広い。他の人のマンガ評論でコロコロコミックやちゃおのマンガを語っている人ってなかなかいませんよ。幅広さ、こだわり、ブルボンさんの視点が面白いマンガ評論の本。
2018/11/11
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