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岩とからあげをまちがえる (ちいさいミシマ社)

岩とからあげをまちがえる (ちいさいミシマ社)

岩とからあげをまちがえる (ちいさいミシマ社)

作家
大前粟生
出版社
ミシマ社
発売日
2020-12-15
ISBN
9784909394446
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岩とからあげをまちがえる (ちいさいミシマ社) / 感想・レビュー

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鱒子

図書館本 100編の詩と絵。ゆるい文学ですがセンスを感じます。「誰?みちこちゃんて誰?」と言いたくなりますが、読み進めるうちにどうでも良くなります。みちこちゃんはみちこちゃんなのです。キラキラゴージャスまぶしいものなのです。

2021/02/20

さらば火野正平・寺

こんな書き手がいたんだなぁ✨超短編小説が延々と続き、そのシュールさに付いて行けないような付いて行きたいような、不思議な世界観。読み進めるうちに少し感動し始める。子供に読み聞かせたら喜ぶだろうか。子供は案外退屈するかも知れない。理屈ではないものの面白さは、分別が付く人のものかも知れない。面白かった。

2020/12/19

亜希

”岩とからあげをまちがえる。岩とからあげをまちがえたから、歯がかけちゃった。みちこちゃん、落ちてるものをたべないでね。歯医者さんはやさしくいう。みちこちゃんは歯医者さんがすきだから、それからときどき、岩とからあげをまちがえる”…歯ボロボロになるで。1個1頁で100個の物語。この表題作は良かったけれど、あとはまぁまぁ同じような流れ。でも89の「みちこちゃんと鍋焼きうどん」には痺れたね。あとがきの、この本が売れてEテレから仕事がきたらいいな、に思わずにやにやしちゃったよ。

2022/08/22

あじ

主人公のみちこちゃんが5歳であっても20歳であっても、なんら奇妙に思わない。ヒジの内側やスズメのお風呂、それにメリーゴーラウンド、ちょっとしたくぼみにおにぎりを置きたくなる年齢に規定はないから。毎日誰かの誕生日を祝いたくなる、ハッピーみちこの【超】がつく短編集。◆「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」で大注目の作者、新刊続々です。

2021/01/30

ぽてちゅう

ポテチ読書7/12冊目。みちこちゃん一体何者⁈100の短編と絵(落書きっぽいが)でみちこちゃんとケルベロスの非日常(日常なのかも)を描く。ケルベロスとのコラボは謎としか言いようがない。ターゲットの「14雨とポテトチップス」は、すりつぶしたポテチをみちこちゃんが上向きに口を開けて待っている話だった。ポテチ一欠片も逃さないという姿勢に好感がもてる(?)全体的に「奇妙奇天烈 摩訶不思議 奇想天外四捨五入 出前迅速落書き無用」な感じで、感性の乖離が常に存在する。受け入れられる短編に当たるとガッツポーズしたくなる。

2024/04/21

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