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回想十年 新書版

回想十年 新書版

回想十年 新書版

作家
吉田茂
出版社
毎日ワンズ
発売日
2022-08-29
ISBN
9784909447227
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回想十年 新書版 / 感想・レビュー

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とさり

いつの頃からか昭和史を深く知りたい衝動にかられ、半藤一利、保阪正康を始めとする昭和史研究者の著作を片っ端から読んできた。いずれの書も緻密な取材と自らの経験に裏付けられた良書であったが、あくまで伝聞情報である。その点において、吉田茂自身が昭和天皇やマッカーサーらとのやりとりを通して、歴史上の事実の背景を一人称で語る本書の説得力は、他を圧倒する。敗戦直後の混乱期に、総理大臣として日本を率いた吉田茂の胆力と慧眼に改めて深い感銘を受ける一冊である。

2022/10/07

晩助バンスケ

終戦記念日を迎えて、学校で教えてもらえなかった昭和史を紐解こうと、終戦協定、新憲法時代の吉田茂の書をとった。ちょうどマッカーサー元帥の特別番組も放送され、終戦時のGHQの役目など、アメリカ側の見方もわかり良い機会に読んだと思った。感想の一番は、勉強になった、読んでよかった。最近も話題になった憲法改正、皇室典範、安保と自衛隊増強の関係など、吉田茂の考えは今の社会、政治に繋がっていることがよくわかった。おすすめの一冊にしたい。

2023/08/27

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