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凪待ち

凪待ち

凪待ち

作家
加藤正人
出版社
キノブックス
発売日
2019-04-28
ISBN
9784909689399
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凪待ち / 感想・レビュー

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凸凹パレード

凪は待って来るものなのか?凪を感じられる心を持ってないと。再生を祈ります。ああ、映画なのね。

2019/08/20

としき

ドラマ仕立ての小説だなと思ったら、丁度昨日から映画として公開されていた。本の発刊日から二ヶ月という事は、やはり映画の脚本だったのか?内容はタイトル通り!世の中は何をしても、どうあがいても、いつもいつも裏目、裏目がでることがある。ギャンブルだけでなく、仕事も、ちょっとした人間関係もそんな時がある。潮目が変わるのを待つ!風の流れが変わるのを待つ。どこかで流れがかわるはず。その時までじっと待つ。それはわかっているがそうはいかない。その場に立ち尽くすと、何故かあがいてしまう。あがいてあがいて深みにはまってしまう。

2019/06/29

mawaji

地元が大好きな妹より譲り受けて読んだ本書は、脚本家として多忙を極める高校の大先輩の初小説でした。やはりギャンブルに関わる記述は抜け出せそうでまた戻ってどっぷり浸かってしまうことの繰り返しで、身体に染みついたギャンブラーの性根を洗い流すことのできない郁男の行く末はどう考えても好転しないのでは…とハラハラしながら読み進みましたが、勝美とのわだかまりも解け、美波の将来も明るい展望が見えてきて光明が見えてきた結末にホッとしました。迫真に迫る競輪の描写はやはり盟友?友川カズキさんとの川崎通いのおかげなのでしょうか。

2023/09/18

まるみ

どこまでもクズな主人公。この終わり方だと思ったら最後に少し希望が見える終わり方になって良かった

2019/08/08

なんて愚かなことを…ギャンブルに興じない私にとって主人公は、理解不能な人物像です。そんな郁男ですが、最後の最後に救われたかのように描かれているけど、これからを上手く生きていくことができるのでしょうか?美波のためにもそうであってほしいと願うけど、物語的に物足りなく感じるのでした。(お気に入りの一文)フロントガラスの視界が驟雨に溶け、ワイパーが窓を掃くたびに町の風景が甦った。

2020/02/08

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