なぜ戦争をえがくのか: 戦争を知らない表現者たちの歴史実践
なぜ戦争をえがくのか: 戦争を知らない表現者たちの歴史実践 / 感想・レビュー
Nobuko Hashimoto
写真、絵画、映像、彫刻などの創作を通じて戦争を「えがく」表現者たちのインタビュー集。聞き手(著者)もドキュメンタリー映画の監督。あえて対談相手やその人の作品の写真は載せず、言葉だけにしたそうだが、聞き手の活動に関連があると思われる写真は多数掲載されているので、インタビューの印象が薄れてしまっている。字の部分も、書き手が複数いるかのような体裁になっていて少々混乱。個々の作家の活動が印象に残るように編まれていれば、さらに良かったように思う。
2021/06/24
hdk
今年読んだ本のうちで最も印象に残った大切な本。美術作家。絵描き。音楽家。小説家。演劇実践者。写真修復など、それぞれの個人的な事情や、課題意識から戦争に主体的に関わり、表現を続けていく人たち。皆が皆、信頼できる言葉で話している。折に触れ再読したい。
2021/08/27
林克也
このクソな日本政府、ミャンマー軍、中国共産党、その他大勢の各地の貉たちが跋扈するこの地球、もう持ちこたえるには厳しいところまできているのかもしれないが、著者の大川史織さんをはじめとして、ここに登場した人たちの才能、情熱、思考の深度など、すばらしい若い人たちがいるということをかすかな光に、地球の未来に少しは希望を持っていいのかもしれないと思う。
2021/04/06
Go Extreme
小泉明郎:逃れようのないものへの違和感や怒り 諏訪敦:不在をどこまで見ることができるか 武田一義×高村亮:そこにいたであろう人をみんな肯定 遠藤薫:不時着と撤退戦・いつもどうしても含まれてしまうこと 寺尾紗穂:ニーナたち、マリヤンたちのコイシイ輪 土門蘭×柳下恭平:書くことでたどり着く想像の外へ 後藤悠樹:いつも間に合っていないしいつも間に合っている 小田原のどか :失敗の歴史・眠ってしまう身体 畑澤聖悟 :四隻の船と青森から航路をひらく 庭田杏珠×渡邉英徳:特別な時間のおわりと記憶をたどる旅のはじまり
2021/04/15
onepei
表現にふみだすそれぞれのきっかけが興味深い
2021/04/07
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