竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇I】 (行舟文庫 GSた 1-2)
竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇I】 (行舟文庫 GSた 1-2) / 感想・レビュー
ふるい
香山滋「処女水」、山田風太郎「死者の呼び声」、陳舜臣「方壺園」が特に良かった。
2022/07/02
hata2
収録作のなかでは、戸川昌子「塩の羊」が圧倒的に良かった。「ミステリ」という枠を外してもこの小説の良さは減じないと思う。
2022/08/10
TYOTYOSAN
戦前編よりすき。未掲載の諸々を読みたくなった
2024/01/03
湯豆腐
1945年〜1975年の間に書かれた変格ミステリ短編を集めたアンソロジー。謎と論理を主軸にする本格に対してそれ以外の作品という意味で、変格こそ幅広いと実感させるバラエティに富んだラインナップ。中でも設定・状況が特殊で「変」な作品と、文体や読み心地が特殊で「変」な作品の二系統があり、後者のほうが私の好みに合っていた。年代順に大坪砂男「天狗」、山田風太郎「死者の呼び声」、陳舜臣「方壺園」などが面白かった。ところで近年盛んに打ち出されている「特殊設定ミステリ」も、変格ミステリの流れに位置づけられるのだろうか。
2023/04/05
うさえ
「変格ミステリ」だから、突飛な設定や理論の飛躍が続々と登場するのだが、こんなふうにアンソロジーとしてまとまっていると、そういうものがだんだん気にならなくなっていく。浸って感じる読み方がおすすめ。
2022/08/11
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