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進撃の巨人という神話 (RealSound Collection)

進撃の巨人という神話 (RealSound Collection)

進撃の巨人という神話 (RealSound Collection)

作家
宮台真司
斎藤環
藤本由香里
島田一志
成馬零一
鈴木涼美
後藤護
しげる
出版社
blueprint
発売日
2022-03-04
ISBN
9784909852250
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進撃の巨人という神話 (RealSound Collection) / 感想・レビュー

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原玉幸子

『進撃』の絵は、評者曰く「コマ割り/見せ方が上手い」とは! これは「漫画が何たるか」を知り、好きな人でなければ分からないことでしょう。『進撃』が一種の「ピカレスク小説」であることにはふむふむ程度でしたが、宮台の「善悪のトートロジー批判」には、気付きの成程なぁでした。私の「『進撃』のテーマが今一つ感じられなかった」との感想は、民族浄化思想が惹き起こす紛争や巨人による破滅物語の解決が、ミカサのエレンに対する恋情で全てなのか!と、納得出来なかったからかと今思えばです。もっと深く読み解けって?(●2022年・夏)

2022/05/06

内島菫

評論の対象である『進撃の巨人』に比して、本書に文章を寄せている八人に割かれる紙幅にかなり限りがあるため、深みではなく各々の切り口がメインとなる評論集。論の十分な展開にまで至らなくても興味深い指摘が随所に見られ、小さくともキラリと光る貴石を次々と拾い集めるようなある種の疾走感を味わいながら勢いを持って読める。特に注目すべきは(やはり)後藤護氏の「水晶の官能、貝殻の記憶 『進撃の巨人』における「小さな」もの」である。その美学的直感と知識に支えられた論は、本書の中でも例外的に独自の展開と、

2022/03/11

ひろか

原作をきちんと読んでないですが、興味があっていち早く手に取りました。各論者からのさまざまな論考の、一部しか理解はできないが、どれもおもしろい。 ちゃんと原作を読みたいし、そのあと、また本書を読みたい

2022/03/06

酩酊石打刑

アニメ版の最終章後編が放映されたのを機に読んだ。巨大化したいびつな人が人を食うという、なんともありえない設定にどうしても馴染めないまま読み進んでいた。しかし『寄生獣』をルーツとした世界観の流れに位置づけられるとの藤本由香里の指摘には、すんなりと納得することができた。斎藤環の「巨人」の生物学や、しげるの立体起動装置の現実可能性などいささか野暮な話とは思うのだが、このような分析もなかなか楽しかった。様々な視点からの分析、論考に『進撃の巨人』という作品の世界を楽しんだ。アニメで観たのだが漫画を読みたくなった。

2023/11/27

fuwa

大好きな進撃の巨人が、様々な専門分野から語られ「そんな見方があったのか」と驚き満載。 中でも、「進撃の巨人における小さなもの」が一番ぐっときました。

2022/03/31

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