新・狛犬学
新・狛犬学 / 感想・レビュー
Porco
私が少しだけ狛犬に興味を持つようになったのは、村井康彦『出雲と大和』(岩波新書)に、「訪れた神社の社殿前に置かれた狛犬が、もし前脚を折り曲げてかがみこみ、後脚はすっくとのばしてお尻を高く持ち上げていたら、その神社は出雲系である」と書かれているのを読んだ時です。以来、狛犬が気にはなりつつも、詳しいことを調べていませんでした。で、本書を読むと知らないことばかり。なお、お尻を上げているのは出雲型の一種だと本書にもありますが、祭神や神社自体の由緒との関係は書かれていません。石工集団とか物流のほうが関係してそう。
2024/07/17
感想・レビューをもっと見る