線と言葉 楠本まきの仕事
線と言葉 楠本まきの仕事 / 感想・レビュー
なる
冬が好きなのは体験した出来事が思い出へと移り変わる過程で全て身体の奥底に凍りついて残るような感じがするから。嬉しいことは冷凍保存され、かなしいことは凍結されてしまえばいい。楠本作品を読みたくなるのがそんな時期なのも或いはそれに似た感覚なのかもしれない。先日おとずれた弥生美術館での展覧会を紹介した本。個人的には秋田和徳との対談が白眉。デザイナーとしてリスペクトする二人の仕事レベルでの対談は読み応えが充分。荒俣宏も文を寄せている。御大ほんと幅広いな。音楽の要素がもう少し紹介されていれば嬉しいけれど。
2022/12/09
伊野
感動をもたらす漫画は数あれど、自身の価値観を覆させられる漫画はあまりない。私にとって楠本まきの作品がまさしくそれで、初めて読んだ時に、圧倒的な何かいわく言い難いもの(美に近い)に打ちのめさせられた気分になったことを思い出した。
2022/09/26
キカイ
大切にやっと、読み終えてしまった。
2021/11/19
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