根のないフェミニズム フェミサイドに立ち向かったメガリアたち (ajuma books)
根のないフェミニズム フェミサイドに立ち向かったメガリアたち (ajuma books) / 感想・レビュー
カモメ
韓国のオンライン(メガリア→ウォーマド)で闘うフェミニストたち。そこではミラーリングという手法が取られるが、男性が被害に遭った場合と女性が被害に遭った場合の対応の違いからダブルスタンダードが問題提起される。女性を侮辱する表現の種類や、ネット上に溢れる性暴力(ソラネット)の描写は目を覆いたくなるほど酷いものであり、何故こういった社会状況なのか単純に疑問に思う。一方でトランス嫌悪などの表現もあり、全ての主張には首肯しかねるし、注意が必要だと感じる。
2022/05/31
る
なんでもっと早く読まなかったんだろう。韓国ラディカルフェミニストたちの活動を記録した本。必読。被害女性の安全のため男性参加を制限したセミナーがトランスフォビア認定され中止せざるを得なかったのは理不尽でしかない。 フェミニズムの知識を積み重ね自分の善良さを表明するだけで実際の行動には移せていない男性のひとりとして、クク・チヘさんの言葉は耳が痛い。
2024/09/14
ss
おえーって気持ちになりながら、中々一気読み出来ず細々と読み続ける。 不当な扱いをされて、声を上げるってこんなに大変な想いをしなきゃならないのか。「交差性」についても自分の中でモヤモヤしていたことだったので少し視界がクリアになった感じ。 2023/06/25
2023/06/25
Muga
タイトルの「根のない」というのはアカデミアとは別の、一般人から広まっていった、ということのようだ。今現在を考える時、右左というイデオロギーの視点で固定していると多くのものを見落とすのではないかと思う。上下の方がもしかしたら重要。
2022/10/04
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