わたしの農継ぎ
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わたしの農継ぎ / 感想・レビュー
to boy
東京在住の著者が実家の愛媛のミカン畑や野菜畑を引き継ぎ二拠点での生活の奮闘記。当然一人ではできないので農業をやりたい人を募り、無報酬での仲間内の農業生活。これはとても無理なやり方だと感じた。東京から仲間たちに「あれやって、これやって」とメールすることに違和感を覚えた。猿やイノシシのでる山合いの畑で柵を作ったり真夏の草刈りなど自然とのかかわりという喜びだけではやっていけない苦労を「仲間」というだけで維持するのは難しいと思った。
2024/10/24
はるちゃん
著者が地元に農地を持って奮闘する話。とても個人的な話なのだが、今の日本の地方全体の話にもつながってる。誰もやってくれないから自分でやる。考えさせられます。
2024/10/14
小池 和明
作家と農業、東京と愛媛の二足の草鞋、二拠点生活によって、実家の農業を継いでいく話。専業農家とか大規模農家とか、地域農業を担うとか大上段な話ではなく、身近で楽しみ苦しみながら等身大の農継ぎの様子を伝えてくれる。私も兼業農家で耕作放棄地をどうする、地域農業をどうすると考えがちだが、違った空気感が心地よい。楽しまなきゃ!とね。サトウキビからの黒糖づくり、農民芸術、石積み・・・全くの素人が悪戦苦闘する。石積みの話から、以前読んだ「自由の丘に、小屋をつくる」(川内有緒氏)を思い出した。
2024/11/06
mrs.シンデレラ
今年の夏も暑かった。それにしても四国が亜熱帯状態とは、新潟県長岡市で40℃記録したそうだから、押して知るべし、本当にご苦労様です。私は夜です、草取り、日中は暑すぎて。農業、なくならないでほしい切に思います。でも、私が子供の頃、不登校なんて言葉が無かったように、そもそも子供自体が少なくなっていくなんて思いもしなかったように、世の中は変わっていく、怖いです。焼畑農法で作る赤かぶが好物なんですが、後継者不足だと聞き、落ち込んでいます。現状に抗うように愛媛に通う高橋さんを思い、食べるだけの自分を嘆いています。
2024/11/02
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