ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
ハリー・ポッターと賢者の石 (1) / 感想・レビュー
Tetchy
映画が先か?小説が先か?で云えば明らかに映画が先だったわけだが、読んでみるとなるほど、映画は小説の内容を余すところなく捉えており、小説ファンにしてみればかなりよい出来だったのではないかと思われた。内容といえば、やはりこれは長く続くシリーズのイントロダクションの要素が強いのだが、ローリングの手腕は布石を全体に散りばめており、読書に対する発見や驚きを読者にきちんと提供している。これは確かに子供に受けるわけだ。これもミステリを重んじる英国の風土が作者にも根付いているのだろう。
2009/09/12
zero1
話題作を初めて読む。両親を失ったハリーは特別列車に乗り魔法学校に入学。ロンやハーマイオニーとともに杖を用いた変身術などを学ぶ。箒で空を飛ぶのはもちろん、ギリシャ神話をモチーフとした透明マントや三頭犬も登場。敵は誰か?世界各国の読者がワクワク、ドキドキするのも当然。読者だけでなく著者や翻訳者も幸福にした(後述)。ワーナーによる映画も人気。厚いが数時間で読み終わった。ファンタジー好きでなくても、大人でも読む価値あり!のシリーズ。実はすでに第3巻まで読み終わっている。いつか紹介したい。百味ビーンズには注意!
2020/07/10
せ~や
めっちゃ面白かった!こんなに夢中になって読んだ本は、久しぶりかもしれない。先が気になって、手が止められません。映画を観たからか、物語の中の様々な事が目の前に広がって楽しかったです。映画と比べて、物語も細かく、面白いのですが、登場人物の心理描写もとても上手い。生まれながらに有名なハリーの慢心や家族への憧れ、ロンの劣等感、ハーマイオニーの自己顕示欲、マルフォイの嫉妬…それぞれの理由も少しばかり触れられていて、成長していく内にその心情はどんな変化をするのだろうか?有名な作品ってのも頷ける。いざ次巻へ!☆5
2019/05/24
HIRO1970
だいぶ前に読みました。
2005/01/01
テルテル
自分を認め必要としてくれる人間がいったいとれぼどいるのだろうか。ハリーが育ったおじ、おばの家での環境は地獄そのもの。いじめを考える絵本『おおきなあな』と共感できる。ハリーの心をどん底まで追い込む『おきなあな』は、魔法学校の存在と仲間たちによって埋められていった。皆がハリーを必要としている。期待し認められている。ハリーの心の『あな』が埋まる瞬間を読んだときに歓喜と希望、勇気がわくのを感じた。ハリーは自分の使命を自覚し闘う。人は認められてこそ自分の力を発揮できる。笑顔でいられる。私も皆を認める人になりたい。
2015/04/18
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