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「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

作家
J・K・ローリング
J.K.Rowling
松岡佑子
出版社
静山社
発売日
2008-07-01
ISBN
9784915512636
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「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻) / 感想・レビュー

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Tetchy

上巻はなかなか物語が進まず、やきもきした。とにかく暗いトーンでずっと物語が進む。さながら『スターウォーズ』シリーズのような展開である。更に哀しい事に今までシリーズを通じて慣れ親しんだ数々のキャラクターがどんどん死んでいく。作者の筆致は容赦が無い。私が感心したのは作者が決して予定調和に堕していない事。ドラコとゴイル、クラッブ一味は最後まで敵であった。最後に気付くのはこれはスネイプの物語でもあったということ。最後の一行は一番作者が書きたかった文だっただろう。シンプルゆえに、妙に心に響いた。

2010/03/30

kaizen@名古屋de朝活読書会

ハリーとジニー、ロンとハーマイオニーという登場人物、ロングボトムの活躍など、感慨深い結末です。仲のよい友だちが、家族になる組み合わせは一通りしか想定できなかった。これまでに未解決だったかずかずの問題のうち、ようやく、最終巻で、ダンブルドア、スネイプのかなりの部分が解決した。 ハーマイオニーの屋敷しもべの解放運動の結果、ペディグリューを助けた意味などの記述もある。ゴーストの人達の歴史も少しわかる。 何人かがなぜ死ななくてはいけなかったのか、ダンブルドア、スネイプについては未解決かも。

2013/04/23

なな

ハリーの果てしない命懸けの戦いがついに終わりを迎えた。しかし、それにはたくさんの大事な命が犠牲になった。笑いなし、涙ありの終わり。でも、その方が心地良かった。変に笑顔のendにしてしまえば、違和感が残ったまま終わってしまうことは目に見えていた。この終わりこそが、皆が望んだものであり、フっと体に収まっていく最高の終わりだと思う。そして、スネイプ先生。賢者の石から出演し続けていた彼はいつだって悪役だった。それでも、最後は本当のプリンスだって思えた。 「僕を……見て……くれ」のところは、もう涙腺崩壊。

2013/08/20

喪失感。寂寥感。喪うものが多すぎて、心にぽっかり穴が開いた。大勢いる登場人物の気持ちやその最期、今後を考え始めると止まらない。本当に沢山の魔法使いと出会った気がする。こんなに夢中になって本を読んだのは久し振りだ。物語は終わってしまったけど、この物語を心に置いて生きていけることが、私にとって大きな力になる。目的を忘れて喧嘩ばっかりの主人公勢より、フレッドとジョージが好きだった。楽しいことが大好きで、夢のために努力して。なのに夢より仲間を助けることを優先して。この双子が居たら、何でも出来そうな気がするから。

2013/04/04

ひめありす@灯れ松明の火

あの日、赤毛の男の子が一人ぼっちのハリーに声をかけたのも、ハーマイオニーが反吐の活動に執着したのも、あらゆる人物の行動が言葉が魔法が何もかもに意味はあった!学校はハリーにもトムにもセブルスにとっても帰る家であったろうけれど、同時にダンブルドアにとっても家であり、全ての教職員も生徒も彼にとっては家族に等しい存在だったのだろう。「浮遊せよ」「武器よ去れ」ハリーが切り札とする呪文は攻撃する為の呪文ではない。真に平和へと歩む為の簡単な呪文だ。そしてもう一つ。何度だってハリーが私達を克己する呪文がある。「行くぞ!」

2017/01/07

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