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グレイリング: 伝説のセルチーの物語

グレイリング: 伝説のセルチーの物語

グレイリング: 伝説のセルチーの物語

作家
ジェーン ヨーレン
デヴィッド レイ
Jane Yolen
David Ray
川崎洋
出版社
らんか社
発売日
1993-02-01
ISBN
9784915632853
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グレイリング: 伝説のセルチーの物語 / 感想・レビュー

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おはなし会 芽ぶっく 

令和3年度小学校朝読書リスト 低学年 (朝読書で読んだ絵本や紙芝居はそのまま貸し出します) 子どもに恵まれないことを嘆く妻、夫の漁師は親から離れてしまったアザラシの子を見つけ、一人前になるまで育てようと家に帰ります。ところが妻に見せると人間の男の子になっていました。陸の上では人間、海ではアザラシという伝説の生き物セルチーだったのです。グレイリングと名付けられた男の子は、海には近づかないよう育てられましたが、ある嵐の日、漁師の船が転覆し…。伝統的な民謡の楽譜付き。

2021/05/17

Cinejazz

〝スコットランド沿岸の沖合いの島に、善良な漁師が住んでいた。夫婦は、海の幸に恵まれ、申し分のない生活を送っていたが、ただ一つ残念なことに、二人には子どもに恵まれなかった。...夏のある日、漁師は海で、親のいないアザラシの子と出会う...連れて帰ると、アザラシは人間の子に! 海に戻るとアザラシになる伝説の “セルチ-” だった・・・〟<グレイリング>と名付けられた男の子が、15年たったある日のこと、嵐の海で遭難する父親を、海に飛び込んで救助することに・・・。愛と慈しみの伝説の絵本です。⛵

2023/12/19

ちみたんママ

〈息子喰いつき度〉★★★☆☆ 〈私気に入り度〉★★★★★ 切なく美しい物語。「海ではアザラシ、陸では人間の姿になる」というスコットランドの伝説の生き物•セルチーと、ひと組の夫婦が主人公。かぐや姫や人魚姫、世界のあちこちには〈この世ならぬモノ〉と人間の伝説が多々残ってるんだな。どれも悲しい結末になりがちだけど、これに限っては少しだけ救われる気がしました。8歳息子の感想は「別にフツーの話じゃない?」だったけども。

2024/01/03

mari

子離れ親離れの素敵な話。子どもに恵まれなかった夫婦が海で親のいないアザラシの子を拾う。連れて帰るとなんと人間の子に。伝説のセルチーだった。海へもう二度と戻すまいとしたが、夫が嵐の海で溺れ助ける人がおらず、子どもが海へ飛び込みアザラシとなって助ける。夫婦は悲しんだが、子どもにとっても元の海に帰ることは良かったのだと思うのである。

2013/12/07

新渡炉 稲造

 小学校くらいかな。灰色の絵がとても印象的でした。  どうしても子供を手放したくない漁師の夫妻はどんな思いで日々を過ごしていたのだろう、とぼんやり思っていた。  そして嵐の海に飛び込んだ瞬間のグレイリングはどんな感覚だったんだろう、と。  最近、映画の「ソング・オブ・ザ・シー」を観てこの話を思い出しました。

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