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志賀直哉の動物随想

志賀直哉の動物随想

志賀直哉の動物随想

作家
志賀直哉
出版社
新講社
発売日
1998-01-01
ISBN
9784915872242
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志賀直哉の動物随想 / 感想・レビュー

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石川さん

作者は動物を飼うことが好きだったようです。動物に関する随筆と小説(城崎にて)をまとめたもの。動物を飼うことは、その死を看取ることとほぼ同じことでもあるので、動物の死に立ち会う場面が多いわけですが、それが変に感傷的ではなく、所詮、動物は動物と割り切った上でも、なお感じる哀しさや、死に関わった(自分の怠慢やミスで死なせてしまったり)際のなんともいえない嫌な気持ちなどが、さらりと、でも的確に書かれていて流石だなと感じます。どうしても相性があわない飼い犬のことを書いた「雪の遠足」で、癇癪炸裂の志賀クンがいいです。

2012/12/16

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