KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

禁断の25時

禁断の25時

禁断の25時

作家
酒井あゆみ
出版社
ザ・マサダ
発売日
1997-10-01
ISBN
9784915977503
amazonで購入する Kindle版を購入する

禁断の25時 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

れに

東電OL殺害事件の被害者と過去に同じ風俗店に勤務していて一時期同僚だったという著者の数々の取材と同じ風俗嬢という視点からの考察を交えた書籍。著者の考察はなかなか鋭く憶測の範疇を超えて事実なんじゃないかなと思えなくもないものばかりだった。性別というものがあり女性という性に産まれ誰もが平等にもっている若さという特権、それがどんどん失われる立場にたってしまったら…。職場、家庭に居場所がなく肩肘張らなくてもよい空間が昼間の世界にはなかったら…。安息の地とは言えなくとも夜の世界に救いを求める人はいるかもしれない。

2021/10/09

ベロニカ

AV女優のやよいさんの逞しさがすごい。風俗産業に関わりながら尚「歳を取ることはすばらしい」と言える、人を愛することに臆しない強さがまぶしい。

2019/08/02

天切り松

夜の商売をする女性の気持ち。なぜ堅気の商売を辞めたかはわからないが、経験者の目線は興味深かった。

2013/11/10

3syk

純粋なノンフィクションではないけど、同業経験のある著者が被害者がなぜ二重生活に足を踏み入れ、そして悲惨な最期を迎えるに至ったのか?その道程を丁寧にプロファイルした作品。精神バランスを保つための手段が目的化してしまった事が最初の悲劇。そしてホテトルという手段は当然持続可能性を持たないソリューションで、被害者自身が年齢を重ねる事でその消費期限が近く事によって破綻をきたしたという、救いのない話だった。

2017/07/12

しげ

自分の「価値」を他人に決めさせてはいけない。

2016/06/01

感想・レビューをもっと見る