水のゆくえ: 舟越桂作品集
水のゆくえ: 舟越桂作品集 / 感想・レビュー
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須賀さんの文章が掲載とのことで、是非栄養にしようと図書館でよんだ、舟越桂さんの作品集。この間の展覧会でみた、スフィンクスシリーズや異形ものが、つくられる前の作品集だったので、より素朴で落ち着いた印象をうけたけれど、相変わらず彼の作品は、わたしの心をとらえて離しませんね。須賀さんの文章は、コピーに加え、持ち歩いている万年筆で、手帳にもメモ。また、作品集の巻末にある、舟越さんの主要文献目録と年譜もコピー。展覧会図録や作品集の類いは、巻末の資料一覧も要チェックです。
2015/09/12
Bartleby
赤々舎の姫野希美さんが院生時代に編集した、舟越桂の彫刻作品集。真っ先に思い浮かんだ言葉は"透明"。舟越桂といえば大江健三郎の小説の挿絵や須賀敦子のエッセイの表紙でもよく知られる。面白いのは何といっても眼の表現の変化。初期作品の人間の眼はわりと純真なのに対し、しだいに眼の表情が深みと憂いを帯びていく。正面からだけでなくあらゆる角度から見た写真も豊富で嬉しい。制作過程がわかるメモまで掲載されている。須賀敦子の美しいエッセイ付き。
2022/10/09
のんたんの
『オリジナルな体験を大事にする。簡単に何かの考えに結び付けるのは安易』など。制作メモも一緒に観れる。ストイック。。
2009/09/14
月
参考資料に。作品の写真の構成が非常に丁寧で、立体を作品集として書物に編むことの困難を思った。
2014/08/05
あっぺ
大好きな作家さんの作品集。
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