ディアローグ デュラス/ゴダール全対話 (DURAS/GODARD DIALOGUES)
ディアローグ デュラス/ゴダール全対話 (DURAS/GODARD DIALOGUES) / 感想・レビュー
garth
「モーゼが話をしていなかったって言われてるのを知ってる? 彼は神という考えに完全に取り憑かれていたので、叫んでいたのよ。でも、あなたがあの映画の中で叫んでいるのは、何かと格闘しているからね。私の意見では、あなたが格闘している理由は映画の主題が見つからないせいだと思うわ。だけど、そのままでいた方がいい。だって、映画とはそういう風に存在するものだから」
2018/11/01
kentaro mori
かなり率直に話している対話で、その純粋さにも驚く一方、ゴダールの言葉の意味の多重性にも改めて惑わされる。⚫️「ゴダール:どうして映像(イメージ)を完全に締め出そうとするのですか。 デュラス:どうして言葉を完全に締め出そうとするのよ。 ゴダール:それはしていません。あなたが、言わずに見るという事態を締め出そうとしているんです! デュラス:私はそれをしていないわ。だって映画を作っているのよ。」
2019/02/11
junne
『映画よさようなら』を読んでからだと特に最初の対話が興味深い。しかし(編集の入っていない)対談やインタビューのベタ起こしってのは読みにくいなあと再認識。膨大な注が読み応えあり
2023/02/13
arekcey
こん時のやりとりがもしかしてこの後に撮った映画のあれに繋がるのかも知れないとか勝手なこじつけを始めてしまう楽しさ。 ゴダールはとりあえず好きに喋らせておけば面白くなるからズルい。
2019/05/06
葛
著者:マルグリット・デュラス、ジャン=リュック・ゴダール 編者:シリル・ベジャン 訳者:福島勲 発行者:黒木重昭 発行所:株式会社読書人 編集:明石健五 ブックデザイン:鈴木一誌+下田麻亜也 印刷所:モリモト印刷株式会社 製本所:加藤製本株式会社 定価:本体2800円+税
2024/11/10
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