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10人のゆかいなひっこし (美しい数学 1)

10人のゆかいなひっこし (美しい数学 1)

10人のゆかいなひっこし (美しい数学 1)

作家
安野光雅
出版社
童話屋
発売日
1981-10-01
ISBN
9784924684065
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10人のゆかいなひっこし (美しい数学 1) / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

まるで、これはドールハウスの絵本版ではないか!開くと次から次へと家がでてきます。はじめは、家の中の様子が丸見えの断面図。そしてページを開くと、家を外から見た姿、と引越し先の家が現れてきます。家から家へ引越しをする10人の様子が、実に愉快なんです。なぜ、愉快かというと、家の中側と外側では見える景色がちがうからなんですよね。家の外からは、窓から望む景色しか見えません。当然、見られては困るようなものは、外からは見ることができません。人の家をのぞき見しているはずなのに、なぜかウキウキワクワクするんですよね。

2014/04/16

NAO

傾斜のきつい青い屋根の家に、10人の子どもたちが住んでいる。隣の青い屋根と赤煉瓦の家は、空だ。空の家の方が、少し部屋が広い。ページをめくるたびに、傾斜のきつい家の子どもがひとりいなくなり、隣の家へと引っ越していく。それだけではない。それぞれのページで、子どもたちのいる場所が変わっている。ヨーロッパ風の、おしゃれな家。青い服を着た10人の可愛い子どもたち。あの子はどこへいったかなと探すのが、楽しい。

2021/01/17

seacalf

ドールハウスのような家と多彩な動きを見せる10人の子供達を眺めるだけでも癒させるが、まだ数字の感覚を掴んでない未就学児さん用に創られた絵本だった。大人の自分はもちろんパッと計算が出来て、どちらの家に何人いるか瞬時にわかるが、まだ数を数えたこともない子供達はどういう風に学んでいくのだろうか。この絵本の醍醐味を味わうには習いたての子供達とあれこれ話しながら楽しむ必要があると思う。今回ばかりは一緒にこの絵本を楽しめる子供がいたらなあと痛感。世界を知る入口に立つ子供達がこういう素敵な絵本で感性を磨けるといいな。

2022/08/04

かさお

美しい数学シリーズだけど、知的好奇心をくすぐる楽しい仕掛け絵本。図書館に寄贈されたもので、手にとりページを開いた瞬間、うわぁ…😍と一目惚れ。ドールハウスのような断面図が細かくて美しい、10人の子供が左のページから右のページに、物をどんどん引っ越しさせ、切り取られた窓の位置はページにより異なり、顔を覗かせる子供もその都度違うという凝った仕掛け。自然が美しいように、数学も美しい。これは安野さんの言葉。数学は苦手故に気になる存在。私も子供の頃に安野さんの絵本に出会いたかった😅

2022/06/01

Totsuka Yoshihide

算数的概念の身につく本。10までの数の分解と合成を素敵な絵を通して学ぶことができる。

2022/04/16

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