まるいちきゅうの まるいちにち
まるいちきゅうの まるいちにち / 感想・レビュー
ヴェネツィア
グリニッチ標準時で、ある年の1月1日0:00~21:00までの世界の8ヵ所(シカゴ、イギリス、ブラジル、ケニア、モスクワ、日本、中国、オーストラリア)の光景を、それぞれの国の絵本作家たちが描くという試み。番外編の無人島の担当は安野光雅(編者でもある)。私が知っているのは安野を除けばアメリカのエリック・カールだけだが、それぞれにその国らしさを十全に発揮している。私の好みでは暖色を活かしたロシアのニコライ・エフゲニエヴィチ・ポポフか。それにこの企画自体がとっても暖かい地球を謳い上げるのである。
2022/05/31
ジュール リブレ
博学の読友さんが紹介されてました。エリック・カール(米)、安野光雅(日本、だけど無人島担当)、英、伯、ケニア、ソ連(古い)、中国、日、豪の 同じ時間の1日を切り取った本。欧州が真夜中でも、日本はすでに朝。アメリカは前日だったり。あたりまえだけど、その生活はそれぞれ時間が違ってずれている。1月1日の景色は、各地の大晦日と正月が実は同時進行している、なんて想像すると愉快になる。各地の絵本作家のそれぞれ独特の絵のタッチもユニークで楽しい本でした。
2022/06/01
nakanaka
日本、アメリカ、イギリス、中国、ロシア、オーストラリア、ブラジル、ケニアの八か国の大晦日から元旦にかけての一日を描いた作品。各国の時刻が記されており時差というものを学ぶことが出来る良作。また、各国の有名な絵本作家が参加しているのでその点も楽しめる。個人的には、日本代表が林明子先生であることが嬉しい。
2020/01/06
のえる
図書館絵本。読友さんの感想から。 世界の8か国(アメリカ/イギリス/ロシア/日本/ブラジル/ケニア/中国/オーストラリア)8人の絵本作家(エリック・カール/レイモンド・ブリッグス/ニコライ・エフゲニエヴィチ・ポポフ/林明子/ジョン・カルビ/レオ&ダイアン・ディロン/朱成梁/ロン・ブルックス)と安野光雅が作った絵本。1月1日ロンドンのグリニッジ標準時0時にあわせてはじまる。画風の異なる作家のストーリーが同時に流れる本書の構成が面白い。自然な描写、表情に親しみを抱くのかも。
2022/06/18
とよぽん
図書館の「安野光雅さん追悼コーナー」にて。世界8か国8人の絵本作家による絵本。ある年の1月1日、ロンドンのグリニッジ標準時0時に合わせて始まる、8つの国の子どもたちの様子。3時間ごとに追っていく。1ページに4つの国だから、絵は小さいのだが、各国の雰囲気が伝わってくる。でも、日本のは一体いつの時代?と思うような古き良きお正月だった。1986年初版。安野さんは全体をまとめた編集者のような感じ。
2021/02/08
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