あかいひかりみどりのひかり
あかいひかりみどりのひかり / 感想・レビュー
やすらぎ
朝起きたら見る太陽は何色だったかな。みんなが楽しくなるのは何色かな。庭にある大きな木、今日の葉っぱは何色かな。季節によって違うのに気づいたかな。あかいひかりとみどりのひかり。街中にあるひかりは、付いたり消えたりを繰り返しながら、昼も夜も光っている。いぬやねこは、緑の道が好きみたいだけど、人間は不思議だね。赤を見ると気をつけて止まって、緑を見ると進んでいく。緑の葉っぱに癒やされて、赤い葉っぱに切なさが増す。赤い車は突っ走っていって、緑の街道を駆け抜けていく。子どもたちって、こんな視点で社会を見ているのかな。
2024/08/18
masa@レビューお休み中
最初に赤い色紙、そして最後に緑の色紙。赤い光は、信号の止まれ。緑の光は信号の進め。朝になり、みんな家からでてくる。トラックも、車も、馬も、子供も、犬も…。みんな街にでて、赤い光で止まり、緑の光で進め。その繰り返しで一日が過ぎて行く。しかし、夜になると、朝と逆にみんな進んでいく。最後はトラックも、車も、馬も、子供も、犬も、みんないなくなり、夜の静寂が訪れる。何か特別なことが起こるわけではない。現実にあることを言葉で表現し、絵本にしてしまうのは、ワイズ・ブラウンがもつ才能に他ならないのだろうな。
2014/03/17
のえる
図書館絵本。あかい ひかりで とまれ みどりの ひかりで すすめ みんなそれぞれ朝からよるまでそれぞれの道を通ります。トラックやくるま、うま、いぬ、ねこなど、それぞれの一日の暮らしが描かれる。 日々、当たり前のように、特に気にもかけずに見るあかいひかりとみどりのひかり。絵は地味な印象だけど、展開や発想はおもしろかった。
2021/11/09
たーちゃん
赤は止まれ。緑は進め。朝起きてそれぞれの家から出掛けていく人や車。そして犬や猫も。この世の秩序を表した絵本。少し暗めの絵だったのですが、息子は飽きずに聞いていました。
2021/04/11
花林糖
(図書館本)赤と緑を教える絵本。谷川俊太郎さんの心地よい訳文と、レナード・ワイスガードの工夫された絵が良かった。見開きの兎と猫の絵がお気に入り。(中古入手)
2017/01/11
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