おやじがき: 絶滅危惧種中年男性図鑑
おやじがき: 絶滅危惧種中年男性図鑑 / 感想・レビュー
あじ
「こちらにおわす御方をどなたと心得る。絶滅危惧種に指定されたおやじ様でござるぞ」「ははぁ!!」著者が偶然にも出会ってしまった71人のおやじ。その生態をこっそりスケッチした影の書である。加齢臭、ハゲ、のりくび…社会から抹殺される世がやってくるかもしれない。その危機を誰よりも早く察知し、保護(?)に乗り出したのが内澤女史だ。「情熱大陸」でもメディアを通し発信した過去がある。これは後のなかむらるみ著『おじさん図鑑』の元祖と言える。出版社も怪しい!"にんげん出版"とはどこ?ブックデザインは物好きな寄藤文平氏です。
2014/08/10
たかやん
あまり聞き慣れない「イラストルポライター」という肩書きをもつ著者が、街に生息する"おやじ"をスナップ写真のようにスケッチした本。ヘンテコな髪型・服装・持ち物のおやじたち。著者が「絶滅危惧種」というだけあって、電車における彼らとの遭遇率は年々低下している気がする。ここまで個性爆発させなくても、味のある「おやじ」になりたいものです。
2018/01/16
フクミミ
ハイウエストおやじが載っていないのは、残念。
2023/01/20
ジョニーウォーカー
読友推薦本。街で、電車で、喫茶店で、著者が偶然に遭遇した“今どきなかなか見ないオヤジ”たちを、本人に気づかれぬようこっそりとスケッチした、書籍代+リスク料(笑)込みのイラスト図鑑。まるでビーバップハイスクールな「カブトパンチ」や、競馬の関口会長を数倍ウサン臭くした感じの「黒シャツ」など、誰もが一度は見たことのある(しかし、もう何年も見ていない)貴重なオヤジスタイル71点を収録。当初コミケ用に50部のみ自主制作されたものの書籍化だけあり、厚い和紙に銀の箔押しの装丁もなかなかに味わい深かった。
2009/10/27
遠い日
2008年刊と、古い本ですが、描かれたオヤジたちが、2019年の今とそう違わないのは、とても興味深いこと。表紙の「絶滅危惧種」は、揶揄した言い方であって、その実今後も絶滅はしないのではないかと思います。
2019/06/29
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