橋下維新の挑戦とアンシャン・レジーム (モナド新書7)
橋下維新の挑戦とアンシャン・レジーム (モナド新書7) / 感想・レビュー
モリータ
◆2013年刊。当時の大阪維新の会・橋下徹の政策を材料に、左翼知識人の「ポピュリスト・新自由主義者・独裁者」といった曖昧な概念による理念先行の橋下批判に反駁しつつ、その政策・人権意識の限界を指摘しながら、日本社会や民主主義そのもののあり方を深めて論じる。統治機構改革については、確かに新自由主義的ブレーンを活用してはいるが、地方からグローバリズムに対応するための歴史的・必然的なものと評価する一方、それが基本的に「上から」の施策であり、著者の重視する地域社会における「互助」の視点を欠くものと論じる。
2021/02/19
こけこ
単に「反・橋下!」ではなく、橋下批判をしている人たちのやり方のまずさを丁寧に説明しながら、大阪都構想/橋下維新についてどこがよくないのか論理的に述べられている本でした。すっきり。
2015/01/22
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