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でんでんむしのかなしみ: いのちのかなしみ・詩童話集

でんでんむしのかなしみ: いのちのかなしみ・詩童話集

でんでんむしのかなしみ: いのちのかなしみ・詩童話集

作家
北川 幸比古
大倉 雅恵
出版社
日経ラジオ社
発売日
1999-05-01
ISBN
9784931367517
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でんでんむしのかなしみ: いのちのかなしみ・詩童話集 / 感想・レビュー

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紫 綺

いのちのかなしみ、いのちの大切さを綴ったアンソロジー詩童話集。かなしみを文章にすると、美しく感じてしまうのは何故なんだろう。たくさんのかなしみが、そこにある。

2014/04/13

Y2K☮

命や死がテーマの児童文学を集めたアンソロジー。「ごんぎつね」「よだかの星」といった傑作童話に加えて「永訣の朝」などの詩も収録。「最近の子供は喧嘩をしないし親や教師から殴られない。それで痛みがわからないから簡単に人を殺せる」という論調を時々耳にする。違うと思う。実際に殴らないと殴られた痛みがわからないのなら、誰かを殺さないと殺人行為の恐ろしさがわからない事になる。必要なのは想像力。まだ子供だからといって死を描く作品をむやみに遠ざけるべきじゃない。身近な存在の死を正面から受け止めた児童文学の力を信じて欲しい。

2015/07/09

ゆうら

死を考えることによって、命の尊さを知る、そんな本だと思う。懐かしいごんぎつねやよだかの星など様々な作品があるが、やはり題名にある新美南吉の「でんでんむしの かなしみ」のインパクトは大きい。人は悲しみや他にも様々なモノを抱えているけれど、それらを乗り越えて生きていけるのだというメッセージのように思える。それは自分だけではないというところが大事なんだと思う。

2017/08/27

シトラス

初めて読む作品が多かったですが、どれも好きな作風でした。 特に気に入った作家さんたち→小川未明、安房直子、鬼塚りつ子、ならだてなつこ、橋本美代子、吉田光恵、赤城礼子 そのうち、これらの作家さんの別の作品も読んでみたいです。

2013/08/08

読書家さん#mdQf51

「誰もその音を 聞かずとも、  風にかなしく消ゆるとも、  せめてじぶんを あたためん。」 ー新美南吉「貝殻」 「会えてよかった ありがとう  たのしいことがいっぱいあった  春だったっけ 夏だったっけ  そしてそうしてさよならだ  (中略)  会えてよかった ありがとう  かなしいこともちょっぴりあった  秋だったっけ 冬だったっけ  そしてそうしてさよならだー」 ー北川幸比古「さよならの歌」 そのほか、北原白秋「あの頃」 大倉雅恵「死ぬこと」 死やかなしみは近くにあり、それを含めて生なのだ。

2022/10/30

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