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対話・日本人論

対話・日本人論

対話・日本人論

作家
林房雄
三島由紀夫
出版社
夏目書房
発売日
2002-03-01
ISBN
9784931391963
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対話・日本人論 / 感想・レビュー

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アレカヤシ

「愛情以外に歴史を解釈する方法はない。歴史的人物にほれることによってその人物を理解できる」(林P117) 僕は、三島由紀夫の文学ではなく、人間にほれるというか憧れる気持ちが強いけど、まだまだ惚れかたが弱い為か、中々理解できない。本書もとても面白く読んだけど、核心がつかめていない感じ。 三島さんの言行一致に打たれる。

2018/03/22

まーじなる・まん

対談のテーマが、文学者と死、武士道と切腹、自殺論になると、やはり三島氏の発言内容にドキリとしてしまう。結局は対談の中で述べていたような、己の信ずるところに従って自裁してしまう。しかし林氏によれば、あるとき、三島氏が当時の若者の態度に怒って、長生きしてそいつらの将来を見届けてやると、憤慨したことがあるという。その記述のおかげで、なぜか少し救われた読後感がした。

2011/05/12

読書三餘

戦後20年、高度経済成長・工業化の只中で、宗教・政治・文学のあらゆる観点を綯交ぜに民族・大衆「日本人」について論う。なかでも近著『英霊の聲』をたびたび参考資料とし、天皇の象徴化や、憲法の是非について意見を交え、一石を投じる。ヤスパース、ニーチェ、トインビー、西郷隆盛、福沢諭吉。対談に多くの「登場人物」はつきものだが、根底には日本人が主人公としてある。冒頭一行目の〈イライラ〉は、その理想的な主人公になりきれぬ鬱憤であろう。『葉隠』をバイブルに、なんとか現状を甘受する三島、理解する林、その構図。

2024/05/23

naniwoyomu

おすすめ。 #教養 #興味深い #日本を知る

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