神々の精神史 増補新版
神々の精神史 増補新版 / 感想・レビュー
ワッピー
復刊ドットコムで発見し、図書館で借りて通勤帰りの限られた時間でなんとか読了。小松氏の70年代の論文集で民話の構造解析や御伽草子「物くさ太郎」のユーモア、根元神としての翁、山中・海中の他界思想、死屍から神話への遡及など、多方面の論考を走り読み。仏教思想を大本に持つ国文学者・民俗学者「筑土鈴寛」に関する三論文ではその思想の大本に迫り、本質をわかりやすく提示。熟読には程遠いものの、また新たな扉の前に立つことができました。民俗学とは人の心の現出した事象すべてに関わるものであり、人間を知る学問であることを再認識。
2023/04/02
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