気になる言葉、気が散る日々
気になる言葉、気が散る日々 / 感想・レビュー
阿部義彦
古書市にて入手。これは著者の青山南と言う名前に覚えがありました。つい最近ちくま文庫から出た「本は眺めたり触ったりが楽しい」(レビュー済み)が記憶にあったし、本の版元が本の雑誌社でそこに連載されたコラムの書籍化だったので、ピンと来ました。青山南さんはそもそもアメリカ文学の翻訳家であったのですね、遅ればせながらしっかりと出来の悪い頭に叩き込みました。翻訳に関する苦労と、何気ない事から閃いた本にかんするトキメキ!シカト胸に刻みました。そしてアメリカという国の病理に関する切り込みが鋭かったです。
2024/10/06
坊っちゃん
★★★1/2 1998年刊。翻訳家・アメリカ文学者の青山南による『本の雑誌』連載のコラム。著者は米国作家のゴシップが好きなようで、『小説はゴシップが楽しい』なんて本も出している。本作もゴシップが多めです。五味太郎の絵本『みんなうんち』の英訳が米国で48万部のベストセラーになった話など、少しずつ楽しく読みました。僕個人的に大ファンであるマキャモンの大傑作『少年時代』の舞台についてや『遙か南へ』にも触れてくれていて、とても嬉しい。(コメント:2019/05/29)
2019/05/29
Shimaneko
Google 先生も wiki もなかった時代の翻訳ってホントに大変だっただろうなあと嘆息しつつ読了。昔大好きだった『ニューヨーカー』誌とか、在米時代に通った今はなきボーダーズとか、90年代に書かれたエッセイだけに隔世の感は否めないけど、まだ翻訳とは無関係の仕事に就きながら、むしろ今よりずっとアメリカ文学に親しんでいた頃を思い出した。思えば遠くまで来たもんだ。
2013/10/29
いちの
分厚いし、ちょっと難しい。残り三分の一くらいで挫折。ペット=動物の仲間、という言い換えは印象に残った。
2012/03/30
紙袋
本についてや翻訳家についてのエッセイ特にアメリカの言い換え(ポリカリー・コレクトというらしい)の夢のないような言葉が笑えた たとえば本や家事や結婚など 意味は自分で読んで確かめてください(笑)
2011/11/07
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