ぬっとあったものと、ぬっとあるもの: 近代ニッポンの遺跡
ぬっとあったものと、ぬっとあるもの: 近代ニッポンの遺跡 / 感想・レビュー
ささ
◾️出版当時は、ぬっとあるものだったはずが、今や、ぬっとあったものになっているものもの。初めて見たぬっとあるものは、おそらく世界平和大観音像だった記憶。ぬっとあるものは好きだけれど苦手、でもまた見てしまう。 本文で鎌田東ニ先生が『私にとっての究極の<ぬっとするもの>は宇宙であり、永遠』と書かれていて腑に落ちた。宇宙の果てしなさを考える時の感覚と、ぬっとあるものを見た時の感覚はとても似ている。畏怖と敬いの境界線はある意味で曖昧かもしれない。回る展望台のまとめに大興奮。これも残り少なくなってしまったなぁ。
2024/10/19
かわのふゆき
写真集だと思って手に取ったら、意欲的に文化を論じる読み応えのある内容だった。
2012/12/31
Guro326
★★★☆☆ 表紙に見えるのはもちろん大船観音である。収められている、ぬっとあったものについての評論は多岐にわたるが、冒頭はこの大船観音について。/最近の評論かと思ったら、もう20年も前の本だった。それぞれの論の視点にも、懐かしさと同時に、愚直な真摯さみたいなものも感じる。こうした本が出るいい時代があった。/全国各地にこうした「ぬっと」はたくさんあるけど、大船観音もそのうちのひとつという認識なんだなぁ。/ぬっとしたものがある街に、住んでいます。
2017/08/25
gokuu
「大分の石仏」つながりで読んだらコレジャナイ感。時代や都市論を読みたいのではなかった間違えた
2012/10/10
感想・レビューをもっと見る