博奕・ギャンブル・旅烏
博奕・ギャンブル・旅烏 / 感想・レビュー
ゆうろう
安部譲二氏らしい洒脱な文章を堪能しつつ読了。様々な博奕の説明箇所はサッと読み飛ばしたが、旅烏の部分、特に1961〜1965年初頭のJALの客室乗務員時代のエピソードが、とても貴重で興味深い。幾らかの脚色はあるのだろうが、カラチでの日本郵船クルーとの草野球だの、競走馬をDC7で米国迄輸送する話だの、そこここに記された固有名詞からほぼ事実だと確信。P47、68、76の日本人論は的を得ているし、P187の女性論も一理あると思う。P53の英米人への見方もセンスを感じる。博奕でなくギャンブル必勝法?も参考になった。
2024/03/17
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